EQ COLLEGEコラム①
人的資本経営の時代のEQとは?

AIなどのテクノロジーの急速な進化や、これまでは「人件費」という言葉に代表されるように人材をコストと考えるのではなく貴重な財産と捉える人的資本経営の広がりなどによって、企業をはじめとする働く現場で「人間であることとは何か」が問われています。

新たな働き方と個人の価値観の変化

しかし、この現象はいま突然起こったことではなく、終身雇用や年功序列といったこれまでの日本的労働の慣行が徐々に崩れ、同時に働くことなどに「意味」を求めるZ世代の価値観などが静かな胎動となり、新型コロナという事態によって表面化したと言えそうです。

もはや、企業が新卒一括採用によって社員を「雇用」し人生を丸ごと引き受ける時代ではなくなり、企業と個人が「パートナー」としてWin-Winの関係で一緒に価値を創造していく時代に入ったのです。そこでは、一人ひとりに目を向ける「パーソナライゼーション化」が進んでいき、重要になるのが「一人ひとりの感情に目を向ける」ことになっていくでしょう。

EQの役割と可能性

一方で、人的資本経営では有価証券報告書への数値の記載が優先されたり、「リスキリング」はDXに代表されるハードスキルに偏り人間性の発揮などのソフトスキルが置き忘れられたりする状況が散見されています。

いまこそ、働く個人も組織も「感情をマネジメントする」EQの価値を問い直す時代に入ったと言えます。
本コラムでは、働く現場に関わるさまざまな現象を「EQ」というメガネで切り取って行きたいと思います。

「EQというメガネで見るキャリア」
「EQというメガネで見る組織」
「EQというメガネで見るリーダーシップ」
「EQというメガネで見る経営」・・・・。

どうぞお楽しみに

 

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